性病治療薬の種類と感染症治療について

カプセルと木のスプーンと葉

性病は性行為によって感染する性感染症の総称ですが、厳密な定義としての性病として、淋病・梅毒・軟性下疳・鼠径リンパ肉芽腫の4種類の病気があります。

淋病は淋菌という細菌の病原体によって起こる尿道の炎症です。
梅毒はトレポネーマという細菌によって感染し全身のリンパ節が腫れたりなどする病気です。
軟性下疳は軟性下疳菌を病原体として有痛性潰瘍および鼠径リンパ節の化膿を特徴とします。
鼠径リンパ肉芽腫はクラミジア・トラコマティスという細菌を病原体として外陰部の丘疹がびらん・潰瘍化する病気です。

上記4種類の感染症治療は、性病治療薬として微生物に由来して微生物などの菌に対して作用する「抗生物質」を投与しての治療が主となります。
ただ、ひとくちに抗生物質といえど種類は多く、ペニシリン系・セフェム系・マクロライド系・テトラサイクリン系・ニューキノロン系などとといったものがあり、病気によって使用する性病治療薬は異なります。

また4種類以外にも性行為による感染症は多数あり、一般にそれらをまとめて性感染症とよんだりします。
現在多いのは、鼠径リンパ肉芽腫と同じ細菌を病原体とした性器クラミジア感染症やヒト乳頭腫ウイルスの感染によって発症する尖圭コンジローマなどです。
性器クラミジア感染症は感染しているとHIV(エイズウイルス)への感染が3から5倍になるという病気です。
この病気の感染症治療として使う性病治療薬も鼠径リンパ肉芽腫と同じ系統の抗生物質を投与します。
尖圭コンジローマは性器に良性のイボができる病気ですが女性が罹患している場合は子宮頚がんになりやすいとされるHPV感染がないか注意します。
この病気の感染症治療としては外科手術と薬剤治療があり、治療薬は外用薬として抗がん剤を含んだ軟膏などを、内服液ではウイルスDNAの複製を阻害することによりウイルスの増殖を抑える抗ウイルス剤などを投与します。

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